警察(事件)に関連するご相談ありがとうございます。【大阪の探偵事務所】

query_builder 2025/04/03
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このところお電話にて事件や事故、近隣トラブル等についてのご相談をいただいております。

今回は警察の捜査についてご説明したいと思います。

警察官が行う捜査というのは、刑事や探偵ドラマのように推理によって犯人を導き出すようなことをするのではなく、ただただ地道に「証拠収集」「関係者の取調べ・事情聴取」「周辺の聞き込み」等を行い、それらを積み重ねて犯人を特定します。

今回は「証拠収集」に着目したいと思います。

証拠収集には、指紋、DNA、凶器、防犯カメラ、携帯電話等がありますが、中でも指紋とDNAは犯人に直接結びつく重要な証拠となるので、鑑識活動によって付近一帯をしらみつぶしに探します。

ただ、指紋もDNAも過去に犯罪歴がある人物でなければデータベースに登録されていないので、初犯の場合であれば該当せず、特定できません。

これらの証拠が見つからなかった場合は付近の防犯カメラが重要となります。

ほとんどの防犯カメラが時間とともに上書きで録画されていってしまうので、1分1秒でも早く確保する必要があり、事件によっては数十個もの防犯カメラ映像を回収することになります。

私も殺人事件の捜査本部に捜査員として派遣されていた際には、一週間朝から深夜まで毎日防犯カメラ映像とにらめっこしていました。

ここまではドラマなどでご存知の方も多いかと思います。

意外と知らないのが「携帯電話」です。

携帯電話から何がわかるのか。

まずは位置情報です。

先日発生した死体遺棄事件(未成年の女性が殺害された事件)も、ゲーム友達とゲームをするからと出て行き、それから行方不明となっていましたが、携帯電話の位置情報から現在地を特定し、犯人を逮捕しています。

他にもLINEのトーク履歴、通話履歴、過去の位置情報、検索履歴など携帯電話には様々な情報が記録されています。

携帯電話に関しては、あまり詳しく説明してしまうと「捜査上知りえた情報」に抵触してしまう可能性があるので、ざっくりとになりますが、みなさんが思っているほど、これらの情報をたやすく入手することはできないということです。

本来であれば、あらゆる事件に対して、警察は誠意対応しなければならないところですが、すべての事件に対してこのような対応をしていては、人手がいくらあっても足りません。

事件・事故はそれこそ毎日のように発生しているのです。

それらに対して一つ一つ、膨大な範囲の防犯カメラを精査していては、時間がいくらあっても足りません。

ですから、事件の重大性や危険性、連続性、犯人特定の可能性などこれらを総合的に判断して、事件の優先順位を決めて捜査せざるを得ないのです。

よく「警察が捜査してくれない」「被害届を出したがいっこうに連絡がない」といったことを耳にします。

警察は被害届が出ている以上、一定の捜査には着手します。

そして実際に捜査して、犯人が特定できる場合は呼び出したり、逮捕したりして事件解決を図ります。

犯人が特定できないものに関しては時効まで捜査することになります。

ここでいう「捜査」とは、既に犯人を特定できないと判明した場合のもので、実際には書類を時効まで補完するだけという意味になります。

捜査もしないのに補完しておくことに意味があるのか、と思われるかもしれませんが、例えば別件で犯人を逮捕した際、犯人が余罪を仄めかしたときにヒットすることがあります。

また、DNAの採取ができていたら、それこそ別件で逮捕された犯人のDNAと一致することもあります。

いずれにしても、時効までは警察は「捜査」を継続するのです。

これは余談ですが、警察官も人間です。

たとえ被害者であっても態度が横柄だったり、粗暴だったり、無理難題を言ってきたりしたら、被害者に対して捜査したり(信用足る人物か判断するため)、捜査を後回しにしたり、ある程度被疑者側に寄り添って捜査したりします。


今後も警察に関連するご相談はいつでもお受けいたします。

あくまで私の目線での返答にはなりますが、元警察官としての知識と経験からアドバイスさせていただきます。



また、浮気調査、素行調査に関してもご相談お待ちしております。

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ケイジ探偵事務所

住所:大阪府門真市千石東町39-1-4

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