大阪の探偵が流行りの「地面師たち」について語ります

query_builder 2024/10/02
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今ネットフリックスで話題の地面師たちについて話したいと思います。

多少ネタバレを含みますのでまだ観ていなくてご覧になられる予定の方は観た後に読んでくださればと思います。

さて、地面師とは、土地の所有者でないにもかかわらず、土地の所有者になりすまして売却をもちかけその代金をだまし取るいわゆる不動産詐欺を言います。

この地面師詐欺というのはかつて実際に横行していた事件であり、本編にあった事件も2017年にあった積水ハウス地面師詐欺事件が題材となっています。

地面師詐欺に関しては、登記簿や印鑑証明など権利関係の移転に必要な書類の電子化等が進み、他人へのなりすましが困難になってきたことで地面師たちによる詐欺は減少しています。

しなしながら、オレオレ詐欺や還付金詐欺、投資詐欺など「詐欺事件」は明らかに増加しており、常に新聞やテレビで報道されています。

ではなぜこれほど詐欺が横行するのか。

答えは簡単です。

ローリスクハイリターンだからです。

その理由をご説明いたします。

まず、「詐欺」はそもそも立証するのが困難なのです。

詐欺というのは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする行為を言います。

人を欺いたうえで財物を交付させることが要件となります。

わかりやすく言えば、初めから騙そうという意思をもっていなければならず、後で気持ちが変わって結果的に騙すような状態になった場合、詐欺罪は成立しないのです。

そして仮に詐欺罪が立証されたとしても、詐欺罪は10年以下の懲役ですから、最大でも10年刑務所に服役するだけで、詐欺で得た数億、場合によっては数十億の金を手に入れることができるわけです。

ちなみにあくまで最大で10年なだけで、初犯であればたとえ高額であっても5~7年程度刑務所に入るだけで済むのです。

まとめますと、そもそも詐欺罪を立証するのは困難で、詐欺で逮捕される可能性が低いこと、そしてたとえ捕まったとしても、最大で懲役10年であり、まっとうにお金を稼ぐよりも明らかに高額なお金を稼ぐことができるわけです。

そのような理由から詐欺が今もってなお横行しているわけですが、「地面師たち」に関しては「ありえないこと」が二つありました。

一つはリリーフランキー扮する捜査二課の刑事が殺人現場に行くシーンがありましたが、二課の刑事が殺人現場に行くことはありえません。

※事件後数日たって(ある程度落ち着いて)から行く事はある

仮に二課が追っていた事件であっても、現在進行形で内偵中の事件であっても、二課が殺人事件の現場に行くことはまずありません。

それは二課が殺人事件の担当ではないからです。

ですから仮に犯人が詐欺に絡むもめごとからの事件であったとしても、殺人事件の担当はあくまで一課であり、二課は一課に情報提供する側となるだけで、現場を確認するようなことはしないのです。

もう一つは「殺人」についてです。

前述したとおり、詐欺は罪が軽く、ローリスクでハイリターンなのです。

たとえ捕まったとしても、それに見合うお金を稼げれば出所後遊んで暮らせると思っているのです。

だからこそ、殺人を犯すようなことは間違ってもしません。

たとえ仲間割れしたとしても、仲間同士で殺しあうようなことはしないのです。

地面師たちでは登場人物の大半が殺されてしまうのですが、「さすがにないやろー」と思ってみていました。

もちろん、物語を面白くするための演出であり、個人的にはハラハラする展開も多く、全体を通して面白かったと思います。


今回は話題の「地面師たち」について私見を述べさせていただきました。


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ケイジ探偵事務所

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