取調べをした経験から交渉や駆け引きのコツをお教えします【大阪の探偵事務所】
しばらく更新が遅れてしまい申し訳ありません。
さて、今回は刑事課で取調べをした経験を基にいかにうまく交渉・駆け引きをするのがよいかお伝えしたいと思います。
刑事課では拘束・不拘束を問わず、被疑者に対する取調べを行います。
警察が行う取調べの目的は大きく三つあります。
一つは言うまでもなく事件の全容の究明です。
被疑者はもっとも事件を知る人物に他なりません。
なぜ、何のために犯行に及んだのか、どのように犯行に及んだのか、犯行に及ぶに至ったいきさつは何だったのか、犯行後どうしたのか、何を思ったのか、反省の有無は、被害者又は被害者家族に何か言う事はあるか、などなど被疑者しか知り得ない情報がたくさんあるのです。
これらを取調べで聞き出すことで事件が何故起こったのか、どうしてこうなったのかを解明するのです。
二つ目の目的は、「秘密の暴露」です。
事件によっては状況証拠ばかりで確たる証拠がない場合があります。
過去の裁判において、状況証拠をつなぎあわせることで有罪となった事件も存在しますが、「疑わしきは罰せず」という原則が存在する限り、状況証拠だけではなかなか有罪を勝ち取ることはできません。
しかし取調べにおいて「秘密の暴露」を聞き出すことができれば、これが確証となるのです。
秘密の暴露とは、犯人しか知り得ない情報のことを言います。
例えば殺人事件で言えば、凶器の詳細(形・大きさ・種類)や隠し場所、刺した箇所やその回数がこれにあたります。
また、死体を埋めたのであれば、遺棄した場所などもこの秘密の暴露となります。
ただし、ここで重要なことは、この秘密の暴露が取調官の誘導ではないことが大前提であり、例えばヒントを与えたり、二択や三択にして範囲を狭めたりすると秘密の暴露とはならず、逆に誘導させたということで批判されたり、裁判で不利になる可能性もあります。
しかしながら、ペラペラ真実の話す被疑者ならいいのですが、否認したり、黙秘する被疑者も多くいます。
それに対してはまずは雑談や世間話をしてとにかく「話す」ことから始めます。それから遠回しに事件の話を持ち出したりしていかに秘密の暴露を導き出すかに尽力するのです。
三つ目は「反省」を促すことです。
取調官は最も長い事件被疑者と顔を合わせることになります。
取調べでは被疑者の生い立ちや家族、これまでの経歴などについても聞くことになります。
取調官はまず被疑者と人間関係を形成することから始めます。
そこから少しずつ感情を紐解いていき、少しずつ事件の核心に迫っていき、そして最終的にはやったことを後悔させて、謝罪させ、反省させるのです。
さて、これらの経験を踏まえて、次回、交渉や駆け引きに関する具体的な方法についてお話ししたいと思います。
ケイジ探偵事務所
住所:大阪府門真市千石東町39-1-4
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