先日の探偵の逮捕事案について【大阪の探偵事務所】
先日京都で探偵業を営む男性が逮捕されました。
これは、依頼者がストーカー行為を行っていることを知りながら調査を請負い依頼者に情報を提供して犯行を手助けしたということでストーカー規制法違反幇助で逮捕されというものですが、これは探偵業法にも違反しており、探偵業社としては完全にアウトな行為です。
ただ、実際には、探偵社によっては詳しく話を聞かないことでストーカーとは知らなかったと言い逃れるケースや、仮に結果としてストーカー行為を手助けしたとしても、それが探偵社にまで影響が及ばないと判断し、調査を請負うケースが散見されます。
探偵社としては、ストーカーをしているか否かは問題ではなく、いかにお金を支払ってくれるか、長く調査をしてくれるかにあるわけです。
実際に私も外注案件ですが、「これってストーカーじゃないの?」と思ったことが何度かあります。
ただ、調査員はあまり詳しい内容を聞かされていないので、あくまで「正当な調査」として行い証拠を押さえました。
そもそもストーカーとは、相手に対する恋愛の感情又はそれが満たされなかった時の怨恨の感情が前提条件となります。
これはたとえ夫婦間であっても存在し得るものであり、いわゆるただの彼氏・彼女の関係であれば当然その対象となる可能性があります。
また、これはストーカーとは違うのですが、間違った報告をしてしまい問題になることがあります。
例えば不倫の調査を請負い調査したところ、男性がとある女性と接触した場合、二人がホテルまたは自宅に入る、車輌などに長時間過ごすなど不貞をしたと思われる行為を行った場合、これは明らかな不貞相手であり、調査対象として相手の情報を提供することになります。
しかし、単に食事をしただけで、手つなぎや腕組み、キスなどの親密な関係をにおわせる行為すらなかった場合、この場合はこの時点では不貞相手として判断できません。本当にただの友人という可能性もあるわけです。
にもかかわらず、調査会社としては、依頼者に何かしらの情報を提供したいと思ってしまい、この友人かもしれない女性の情報を提供してしまい、場合によってはトラブルになってしまうのです。
確かに探偵は依頼がないとお金になりません。
どんな依頼でも請け負いたいと思うことは自然なことですが、その結果、とんでもなく不幸な結果を招く可能性があるのです。
ストーカーは非常に危険な犯罪です。
実際に警察官だった頃、このストーカーに対しては慎重にかつ、最悪のケース(殺人等)も視野に捜査することもありました。
好意が恨みにかわるとき、ときに人は際限なく怒りに身を任せることができるのです。
今回、京都府警がこの探偵社の男を逮捕したわけですが、本当に素晴らしい対応だったと思います。
ちなみに弊社の場合は、私が元警察官なわけですから、ストーカーをするとは思わなかったは通用しません。
だからこそ、詳しくお話を聞かせていただき、依頼者様が求める調査を実践している次第です。
度々調査に関して、事件に関して、警察官に関して、など様々なご相談を頂いております。
どのようなご相談でも結構です。
ご連絡お待ちしております。
ケイジ探偵事務所
住所:大阪府門真市千石東町39-1-4
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