犯罪とその罰則について思う事を話します【大阪の探偵事務所】
日本には憲法を最高法規として、様々な法律が存在します。
その中で、刑法を主軸にそれに付随する法律、特別法、条例によってある行為に対する制限を設け、これに違反すれば罰則を課し、これによって日本の秩序を保っています。
これら法律は時代と共に変化しており、その時代に沿った法を構築するよう法の制定、改正を繰り返しています。
この罰則に対して、疑問に思った方たくさんおられるかと思います。
例えば覚せい剤等の違法薬物の所持や使用について、現行の法律では覚せい剤の単純所持や使用に関しては初犯であればほぼ100%執行猶予付きの判決が下されます。
常習であっても、2,3年の刑期で出所することになります。
覚せい剤等の違法薬物を取り締まる理由はいくつかありますが、まず第一に違法薬物が人体に悪影響を及ぼすことが挙げられます。
私もこれまでに多くの覚せい剤取締法違反の被疑者を逮捕し、取り調べをしてきましたが、はっきり言って常習者ともなればもはや「人」ではありません。
まず会話が成立しないのです。
こちらの質問に対して意味不明な回答をすることもあれば、突然激高したり、時には泣き出したりすることもあります。
さらには、思考が自分中心になり、自身の思い通りにならないことがあればその矛先(相手)に対して激しく罵倒したり、暴力を振るったりと、自身をコントロールすることができなくなるのです。
また、覚せい剤は一度使用すればその快楽から依存や中毒に陥ることになります。
その結果、ますます抜け出すことができなくなり、覚せい剤なしでは生きていけない程の状態となってしまうのです。
実際に覚せい剤で刑務所に入った受刑者が刑務所で何を思うかというと、反省などではなく、ただただ「出たら覚せい剤を使用したい」なのです。
はっきりいって日本の法律は違法薬物に対してあまりに罰則が軽いです。
手を出さなければいいわけですから、違法薬物の使用は自業自得なわけで、もっと罪を重くすればいいと思う方が大半だと思います。
ではなぜ厳罰化されないのか。
答えは至ってシンプルです。
自己責任だからです。
どういう意味かと言いますと、違法薬物を使用することで、得難い快楽を得る代わりに人としての意識をなくすことになりますが、あくまで自己であり、いうなれば自身が被害者なわけです。
ここでもし仮に罰則を厳罰化してしまうと、逮捕を免れようと例えば逃走を企てたり(結果として交通事故が起きたり)、人質をとって立て籠もったりと他の人を巻き込んでしまう可能性が高くなるのです。
それもあって、簡単には厳罰化できないというのが現状なのです。
ただ、罰則が軽いからこそ、安易に手を出すということにも繋がっており、一長一短と言えます。
違法薬物に限らず、例えば既に十数年前から問題になっている「詐欺」であったり、強制性交等(強姦)等の性犯罪であったりと明らかにその行為に対して罰則が軽いと感じることがほとんどではないかと思います。
例えば詐欺で言えば、詐欺というのはもともと「投資詐欺」がメインであったので、「私に100万円投資すれば1年で2倍になる」とか、そんなうまい話に騙される方が悪いという考えもあり、詐欺は罰則が軽くなっているのです。
しかし、現代社会においては、詐欺の被害に遭う方の大半は高齢者であり、これをターゲットに巧妙な手口や話術でお年寄りを騙し、金員を搾取しているわけですから、決してうまい話に騙されているわけではないのです。
つまり詐欺に関して法改正が必要であることは言うまでもないのですが、現在も詐欺の刑法は改正されておらず、これは政治家の職務怠慢ではないかと感じております。
また、性犯罪にしても、性犯罪は再犯率が非常に高く、実際私も強制わいせつの罪でとある60代の男性を逮捕しましたが、その犯歴を見ると20代の頃からずらりと性犯罪を繰り返し行っていることがわかりました。
そしてその都度裁判所では「二度としません」と裁判官の前で言い放っているのです。
二度としませんという口約束など信じられるはずもなく、それこそ体内にGPSを埋め込むなどの対応を図るべきだと思います。
しかし、それが実現するのは非常に困難だと言わざるを得ません。
なぜか日本では犯罪者の人権を重視するような考えが根強くあり、性犯罪のGPS設置に対して、「それは人権侵害だ」と反対する者が多数存在しているのです。
私からすれば、自分やその家族、友人などの身近な人が被害に遭ってからでもそれが言えるのかと言いたいですが、これに反対する人はそのような事態に陥ったことがない、つまり、他人事でしか考えていない、考えることができない人たちばかりなのです。
私は元警察官ということもあるのか、犯罪は厳しく取り締まるべきだと思いますし、現行の多くの罰則に対してより厳罰化すべきだと思っています。
犯罪者の人権を重視することよりも、被害者の無念と新たな被害者を出さないことが重要ではないかと思います。
愚痴のような内容になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
よろしければ他のブログも読んでいただければ嬉しく思います。
ケイジ探偵事務所
住所:大阪府門真市千石東町39-1-4
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