警察官から探偵になって感じたこと【大阪の探偵事務所】 | 大阪の探偵ならケイジ探偵事務所 | ブログ

私はかつて警察官として勤務していました。

その中でも刑事課での勤務が長く、ドラマでもあるような張り込みや監視、尾行を実際に行っていました。

特に、薬物事件の捜査は監視・尾行・張り込みが中心で、薬物を売買する状況を監視・撮影し、薬物を購入した人物を現行犯逮捕し、突き上げ捜査と言って、そこから売人、更には仕入先、最終的に暴力団組織を突き止め、一斉検挙するのです。

私は警察時代に培った捜査のスキルを使って探偵の調査に活かしたいと思ったのですが、いざ、探偵の見習いとして調査すると、張り込みも尾行も警察のそれとは全く別物でした。

警察官の張り込みは、対象者にさえバレなければ、周りの目（近隣住人等）を気にする必要はありません。実際に、近隣住人から通報されて制服の警察官に声をかけられたことがありましたが、手帳を示して「事件捜査の張り込み中なんです」と言うと「失礼しました」と言って立ち去ってくれてるのです。

しかし、探偵は手帳なんてありませんから、通報されればアウトです。

なので、対象者だけでなく、付近の状況も把握して「怪しまれない」張り込みをする必要があるのです。

また、尾行に関しても、警察官は人海戦術を使って尾行できますが、探偵は常に２～３人で対応しなければならず、その上、「撮影」までするわけですからその難易度は跳ね上がります。

警察官は中立の立場というのが前提として確立されているので、仮に証拠を撮影していなくても、警察官が見たというだけでそれが証拠になるのです。

最初はこの違いに戸惑っていましたが、今は警察時代のスキルを活かせて調査が出来ており、無駄ではなかったと実感しています。

ただ、警察のスキルが最も活かせているのは、やはり法律です。例えば、「こうしたら犯罪行為になる」とか、「これは犯罪行為に当たらない」ことがわかっているので、これが自身はもちろんですが、ご依頼者様にもご迷惑をかけないので大きな強みになっています。不倫が犯罪にならないので、余計に犯罪行為をすると得た証拠そのものがダメになってしまうだけでなく、逆に警察のお世話になってしまうかもしれないので、法律を知っていることは相当なアドバンテージになっています。

法は時代とともに変化し、日々新しい法律や条例が制定されています。調査に関わるような法律が制定されれば、即座に対応できるよう日頃から法律に関心を持つことがプロとして重要なことだと思っています。

今後もご依頼者様が安心して依頼できる調査を行って参ります。

パートナーが疑わしいと思った時は、ご相談だけでも結構です。弊社にご連絡ください。

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